仙台国際ハーフマラソン レポその4 〜ちょびの名は。前編〜
毎度おなじみ妄想レポート、てぃーけーでございます👮
本日は涙なしでは語れない感動の長大巨編『ちょびの名は。前編』をお届けします。
書いていて長くなりすぎたので分割更新です。金利手数料はジャ◯ネットが負担します。
奥さん、今が買い時ですよ!(?)
なお、今回は完全に内輪ネタでマラソン、ランニングについてあまり関係ありません。
仙台ハーフの情報としても参考にならない内容なので、ガチランナーの方はブログ村バナーをクリックで他のブログに飛んでくださいね〜(INポイント乞食)
登場人物紹介
(写真はMacスポーツ、加工はフォト・ビアーの提供です)
〜はてブロ東北ゆかりメンバーズ〜
びあー
・冷静な判断力を持つ頭脳派ランナー。その名の通りビール好き。着々と記録を更新し続けるランニングサイボーグ。
ちょび
・軽妙愉快なブログを書く真面目で礼儀正しい眼鏡男子。短足顔デカ糞メガネを自称しているがそんな事はない。今回サブ90を狙う。
MacRun
・柔らかな物腰と都会派スタイルを併せ持つマラソン紳士。経験に裏打ちされた確かな走力。
てぃーけー
・青森在住の色白ヒョロガリ糞ノッポ。見た目の割に足は遅い。山口メンバーの影響で断酒中。
アザゼル
・多忙といった意味での蟹工船生活を強いられている紅一点。内に秘めた確固たる信念を持つ。
僕の記事とクロスオーバーしている部分があると思うので読んで頂けるとより楽しめるかもしれません。僕以外みんな素敵なランブロガーです。
〜愉快な仲間たち〜
ちょび父
・直接は登場しないが料理が趣味。得意料理は四川風麻婆豆腐。キムチはエバラ派。
ちょび母
・こちらも直接は登場しない。キムチはご飯がススムくん派。
夢の中の神さま
・どこかで見た事のある面白いおじさん。
雷さま
・どこかで見た事のある緑色の太った人。
(文章のリズム感のため、皆さまの敬称を略させていただいております)
ちょびの名は。前編
時は遡り4月30日。青森に住むてぃーけーは2週間後の仙台国際ハーフマラソンに向け、あるひとつの決意をした。
「よし、今日から断酒だ。酒の代わりはコレ!
リンゴ酢の炭酸割り!
ぷはー、美味い!なんていうんですか爽快感?
断酒、いけそうな気がするーーー!」
〜〜〜〜〜〜
一方、その頃ちょびは仙台の実家にて父の手料理を堪能していた。
「もぐもぐターイム!やっぱ実家は最高だなー。
ところで今日の麻婆豆腐、何だか酸っぱくない??
隠し味にリンゴ酢? へー、意外といけるね!
ごーはんがご飯が、ススムくん♪
おかわりー!」
〜4月30日 19時19分19秒〜
ここに2人のはてブロランナーが全く同じタイミングでリンゴ酢を摂取する奇跡が起きた。
するとどうだろうか? なんと2人の魂が入れ替わったのだ。
『ちょびがてぃーけーで、てぃーけーがちょびで!?』
何という運命の悪戯だろう。
なぜリンゴ酢で入れ替わるのか?まぁ細かい理屈は抜きにしよう。頭カラッポの方が夢を詰め込めるというじゃないか
ちょび&てぃけ「な、なんじゃこりゃー!!!!」
てぃーけーは短足顔デカ糞メガネに、ちょびは色白ヒョロガリ糞ノッポに入れ替わってしまったのだ。動揺するのも無理はない。
2人はまず、はてブロのコメント欄でやり取りをする事にした。
「ちょびさんちょびさん、どうしよう入れ替わってる!」
「てぃーけーさん、まず落ち着きましょ。とりあえず面白そうなんで僕、てぃーけーさんの体でプリズナートレーニングしてきます!」
「そっか、じゃあこっちはサブスリー間近のスピードを満喫するよ!」
「では仙台国際ハーフでお会いしましょう!」
「そだねー」
生来の楽天家である2人、あり得ない状況に全く動じずむしろ楽しもうとしている。なんて奴らだ。脳内お花畑にも程があるぞ。
こうして2人は普段とは違うトレーニングに励むようになった。当然、身体は元と同じなのだが心は別。これは後に互いの神経系に大きなトレーニング効果をもたらす事になる。
そして、お互い全く違う環境にも関わらず謎の適応能力を見せ、仕事も家庭も交友関係も難なくやり過ごすのだった...
〜5月13日 0時7分21秒〜
仙台国際ハーフマラソン前夜、てぃーけーは不思議な夢を見た。
目の前には『だいじょぶだぁ』と書かれた鉢巻きをし、三連の太鼓を持った新興宗教の教祖風のおじさんが。
(イメージ)
「なんだチミは?何か不安な事はあるかぃ、あん? あんだってー?」
「ちょびという男の姿をしたてぃーけーという者です。入れ替わってるんですけど何とかなんないですかね?
明日仙台でマラソンなんです」
「マラソンはいいよなー。ロマンがあるもんなー、いいよなー。
じゃ占ってみっか。だーいじょーぶだー デデン、デン。ウィ、ウォ、ウァ!」
「ウィ、ウォ、ウァ!」
「はい、こんなん出ましたー! ウン、明日ちょびとてぃーけーは握手すれば戻るよ。
それより大変な事が起こるんだけどナァ」
「戻るんだ!あ〜、よかった(花*花)
ところで何が起きるんですか?」
「びあーってのと、ちょびってのが90分以内にゴールしねぇとよー。雷様が怒って台風起こして途中でマラソン中止にしちまうってよー」
「だっふんだ! じゃあ僕とアザゼルさんとMacさんは完走無理ゲーじゃないですか!
打ち上げもしたいんだけど?どーすりゃいいのよー」
「びあーはだいじょぶだぁ。でもちょびは結構ギリギリのラインなんだな。
そこでな、てぃーけー。お前は15kmすぎのスライド区間でちょびを見つけ出すんだ。
そして全力で応援してやれ。そしたら90分切りは間違いない。
あいつは元々それだけのポテンシャルは持ってる。必要なのはあと一歩踏み出す勇気だ」
「なるほど、 なるほど、なるほどなるほどなるほどな!」
「じゃあ明日頑張れよ! だいじょぶだぁ〜」
「はーい、だいじょぶだぁ〜、おやすみ〜zzz」
〜5月13日 朝〜
こうしてレース当日、重大な使命を任されたてぃーけー(外見はちょび)は、ちょび父の作った麻婆豆腐の残りを食べ、仙台陸上競技場に向かうのだった。
一方その頃、何も知らないちょび(外見はてぃーけー)は仙台に向かう新幹線の中で十和田バラ焼きおにぎりに舌鼓を打っていた。
大変美味しゅうございます...(岸朝子)
『まだ会った事のないちょびを、これから僕は探しにいく』
ーーーーーーーーー
仙台陸上競技場、到着
逢いたくて震えていた2人、待ちわびたこの1〜2週間、訪れたこの時間空間、遂に2人は固い握手を交わした。
(実際に握手していたかどうかはこの際置いといてほしい、この話はほぼフィクション。用法・用量をお守りください。)
眩いばかりの光が周囲を包んだ... 気がした。
やっとこさ2人の心と体が元どおり。びあー、アザゼル、Macの3人はこの事に気付いていない。
(なお、Macが初対面でてぃーけーの事をちょびと思い込み、アザゼルがてぃーけーをイメージしてたんと違う。となったのは、この時、まだてぃーけーとちょびが入れ替わった状態だったからである)
ちょび&てぃけは事の経緯を説明するのが面倒だったので黙っている事にした。
そしててぃーけーは、びあーとちょびが90分切りできないと雷さまが怒って台風を起こす、理不尽な展開は胸にしまっておこうと決めた。
「責任感の強そうな彼らだ、きっとプレッシャーを感じ本来の力を発揮できないだろう、彼らの走力を信じよう。
僕にできるのは、ちょびさんをスライド区間で全力で応援する事だけだ。」
健闘を誓い合い、5人はそれぞれのブロックに分かれ歩き出した。
歩きながらちょびは身体の奥底から湧き出るパワーを、てぃーけーは獲物を捕らえる隼の様なスピードを感じていた。
これは互いが入れ替わりによって普段と真逆のトレーニングを積むことによる脳神経系の覚醒であった、この2週間は無駄ではなかったのだ。結果オーライである。
〜スタート直前〜
びあーはAブロックで尿意と戦い、ちょびはBブロックでのんびりストレッチ、アザゼルはCブロックで男性ランナーの二の腕を凝視、てぃけはDブロックで人に酔い、Macは手違いで割り振られた最終Gブロックで絶望していた。
〜スタート〜
安室ちゃんのHEROが流れ、号砲が鳴る。
果たして、てぃーけーは15kmからのスライドでちょびにエールを送れるのだろうか。
雷さまの怒りを鎮め、仙台国際ハーフマラソンを守らなければならない。
1万人を超えるランナーから、ちょびを見つけ出す。
それが夢の中の神様からてぃーけーに課せられた使命だ。
賽は投げられた。
運命の扉が、いま開き出す。
オープニングソング
TK・WIMPS/ちょびちょび前世
ちょびの前前前世から 僕はちょびを探し始めたよ
その短足や 糞メガネ めがけやってきたんだよ
ちょびがRUN・RUN・RUNで疲れ果て
顔デカになったって
もう迷わない またイチから走り始めるさ
むしろゼロからまたマラソンを始めてみようか
ハイ!という訳で前編はここまでです。
明日は真面目に走ろうと思うので更新できないかもしれません。
ちょびさんをはじめ、お会いしたはてブロランナーの皆さん、ネタにしてしまい申し訳ございません。
特にちょびさん。持ち自虐ネタの短足顔デカ糞メガネを乱用してしまい、深く反省しております。今度会ったらビール奢らせて下さい。
それでは次回『ちょびの名は。後編』をお楽しみに!
さいなら、さいなら、さいなら〜