ストロングでGO

走るポケモンマスターのストロングゼロ日記

【レポ】AOMORIマラソン2018その2

日本代表惜しかったですね!2点目が決まった時は『いける!』と夢を見てしまいましたが流石のベルギー、素晴らしい集中力。敵ながらナイスカウンター!

 

そして何よりも僕が嬉しかったのは青森出身の柴崎岳選手の大活躍!冷静な判断から魔法のようなスルーパス!!! ビッグクラブからのオファーが楽しみ!今後の更なる飛躍に期待!!!

 

 

結果は残念でしたが非常に面白い試合でした。今後の日本サッカーの発展につながるW杯でしたね。胸熱です。ありがとう、いいサッカーです。

 

 

次は2022年カタールで会おう!

 

あばよ!良い夢見させてもらったぜ!(柳沢慎吾)

 

 

ーーーーーー

 

話をAOMORIマラソンに戻します。

 

その1はこちら

 

 

10km〜青森ベイブリッジ往路まで

 

すでに脱水症状でフラフラのてぃーけー氏。10kmの合浦公園を過ぎ、舞台は海沿いへ。

 

途中、日産自動車のスタッフさんがご厚意でシャワーを振りまいていた。このクソ暑い中、これは本当に嬉しかった、少し速度を落とし水浴びタイム。去り際スタッフのおじさんに『サンキュー日産!』と叫んだが、ここは矢沢永吉ばりに『やっちゃえ日産!』が適切だったと思う。こんな事を考える程度には体調は良くなってきた。

 

12kmくらいだろうか。うなぎの川よしの向かい側の辺りでは恒例のねぶた囃子の応援。

 

デン・デデン・デン・デン・デデン

デンデン・デデンデン・デン・デデン

ラッセーラ〜!ラッセーラ〜!

ラッセラッセ〜!ラッセーラ〜 !

 

青森市民のDNA、そしてなぜか猫ひろしにも刻まれているこのリズム。否が応でも気分がアガってしまう。もしかして猫ひろしがAOMORIマラソンに来たらとんでもなく盛り上がってしまうのではないだろうか?小野寺市長!町おこしのチャンスですよーーー!!!

 

 

はい、ポーツマスポーツマス

 

 

ニャー。ねぶた囃子とエア猫ひろしに元気をもらいキロ5:30を刻み続ける。ガーミンの平均ペースはキロ5:00から少しずーつ増えてくる。これが5:25になってしまえば前回の仙台国際ハーフの1時間55分を超えてしまう。

 

僕の負けられない闘いはここだ。『死守だッ!シシューーーー!!!!』

 

目標をセンターに入れてスイッチ!平均ペース、キロ5:20を死守!!!

 

遂にAOMORIマラソン最大の山場、青森ベイブリッジへ。全長約1.5km、傾斜はよく分からないが大きめな橋なので結構きつい。

 

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中盤の2つのトンガリがそれなのだがこのグラフでは余計に分かりづらいので、しんどさは読者さんのご想像にお任せ。

 

ベイブリッジ上は結構良い景色なので去年撮った写真をどうぞ(写真は復路)

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全長1.5km程度なのでキツイのは上りは800mくらい、ヤッソみたいなもんですね。上りきってしまえばラクになるのは分かっているのでエッサホイサと登ります。

 

余談ですが黒木メイサには黒木エッサと黒木ホイサという双子の妹がいるとの事です。嘘です。

 

 

登り区間のペースは5:42、周りが失速していく中そこまで失速せずに済んだのは明らかにヤッソ効果です。ヤッソで鍛えた心肺機能は伊達じゃないぜ。ビバ!ヤッソ!

 

下りは持ち前のストライドを活かしドクター中松走法。脚はまだまだまだまだ残っているのでバウンディング気味に下ります。飛びます!飛びます!これは坂上二郎か。

 

ベイブリッジ往路を終え、ユニバース沖館店の先、営業してるんだかしてないんだか分からない謎の博物館で折り返します。

 

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15kmベイブリッジ復路からゴールまで

 

悲しい事に不評な点の多いAOMORIマラソン、その中でも最大の理由が『ベイブリッジの往復がキツい』これである。同じ道を行って帰ってくるだけでもキツいのに結構な傾斜である。僕のような偽装エリートには酷だ。

 

 

そしてよく言えば風光明媚な景色、しかしマラソンにとっては地獄、コース上に全く日陰が無いのだ。鬼門、青森ベイブリッジ。てぃーけー氏がとった作戦は...?

 

 

根性。

 

 

根性トゥザ根性。

 

 

今日は気温が最高25℃の予報だったので、はっきりいって舐めてました😇

手持ちの水分も、ジェルも、塩タブレットも何も持たず走っています。無策。完全に丸腰です。たかがハーフマラソン、21km程度どうとでもなる。そんな慢心が産んだキロ5:30。

 

目の前に立ちはだかるベイブリッジ復路上り。距離にして約800m、歩幅を狭め、ピッチを高め、チョコチョコと上る!!!

 

で、出たー!てぃーけー氏のお家芸!恵まれた体格から糞のようなストライド!この区間、根性のキロ5:47ペース、かろうじて大失速は免れたァ〜!!!!!

 

苦しい上りももうすぐ終わり!さぁ、お楽しみの下り、坂上二郎タイムだ! 飛びます飛びます!!!

 

ストライドから一変、伸びやかなバウンディングラン。そして前方にはオールスポーツのキャメラマン。毎年あとからこのオールスポーツ写真をチェックするのが僕の密かな楽しみ。いつも死んだようなフォームなので一度も買った事はないが、今日はこの区間だけでも飛んでるフォームで写ってみたかったのだ。

 

 

飛ぶようなダイナミックなフォーム、きっと良い写真が撮れている事だろう。こんな所でも偽装エリートになってしまった。いつか本物の走力を手に入れるぞ!

 

カメラマンへのアッピールも済ませ、レースは終盤戦。ベイブリッジを下り終え、左の海沿いの道を走る。

 

あまり知られていないがAOMORIマラソンの本当の地獄はこの左にそれる海沿いの道なのだ。

 

たまに豪華クルーズ船がやってくるこの場所、どうやら新中央埠頭岸壁というらしい。公園もあり景色がいいので僕はたまにこっちまでジョグに来たりしているのだが、ここの公園はテロ対策なのか閉鎖してしまったようだ、残念。

 

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この新中央埠頭岸壁、地味ィ〜に上っていてどこまで続くか分かりづらい、そしてベイブリッジの復路からこの新中央埠頭岸壁を折り返すまで給水が無いのである。17km〜18kmのこのレース終盤、マラソン初心者はだいたいこの辺で心が折れる。僕はホームの利があるので心の準備ができている、何とかキロ5:40くらいで凌ぐ。

 

19kmを過ぎる。さあ、あと2km。辛く苦しい展開だったが完走はできそうだ。しかしふくらはぎがピクピクしてくる。あ、攣っちゃうかも。湿度83%半端ないって〜!

 

 

ハーフで攣りそうになるとは想定外。フルであれば塩タブレットを食べたりするのだが、ハーフを舐めきった丸腰ランナーの僕。手持ちもないし食べ物のエイドなど無い。もはやこれまで、なす術なし。『無理しちゃダメですよ』頭の中で曙の声が聞こえ、ペースダウンを余儀なくされてしまった。

 

 

ラスト1km。みどみどしい合浦公園が見えてくる。相変わらずふくらはぎはピクピクを続けている。しかしここで攣ってはプロフェッショナルとは呼べない。これが最後の大会AOMORIマラソン(僕にとって)、今日がこれまでのキャリアの集大成だ。

 

プロフェッショナル? 最後の大会?集大成?

 

ケ、ケイスケホンダ???

 

 

さいはて目指して持ってきたものは唯一つ


この地球上で いちばん


混じり気の無い気高い青

 

何よりも熱く静かな炎さ 

 

突如、椎名林檎のNIPPONが脳内再生。前回ブラジルW杯テーマソングだ。僕はこの曲が大好きなのだ。

 

 

気高い青??? 青? サムライブルー? 

 

 

ふと自分の股間に目をやる。変な意味ではない。この日の為に買ったノースフェイスのランパン。衝撃の高額プライス、12000円。

 

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青だぁぁぁぁあーーー!!!!!

 

繋がったぁぁぁぁあぁぁぁぁあァァァァーーーー!!!!!!!

 

 

青!ケイスケホンダ!サムライブルー!! 俺が、俺こそが日本代表だ!!!!!

 

 

ブェェェェエエエエエェェェェ!!

 

ブェェェェエエエェェェェエエ!!!!

 

(鳴り響くブブゼラの音)

 

 

ふくらはぎは限界。めいいっぱいストライドを広げる苦悶の走り。ガーミンを見ると既に1時間50分切りすら不可能。それでもいい。構わない。ケイスケホンダは3回目のW杯、ティーケーホンダは4回目のAOMORIマラソン(ハーフは3回目)、ともに最後の大会。ケイスケ32歳182cm、ティーケー36歳181cmと年齢も体格もそこそこ近い。

 

ーー△ーーー△ーーーー△ーー

 

この瞬間、てぃーけーとケイスケホンダがシンクロした。

 

そして時は5月。仙台国際ハーフマラソンに結集したはてブロ東北ランナーズが妄想の中で時空を超え再び現れたのであった。

 

 

舞台は妄想ロシアW杯予選リーグ第2戦、相手は強豪セネガル

 

1-2で迎えた後半戦。日本代表監督、名将MacRun(id:MacRun)。なんとしても同点に追いつきたいこの局面、最後の切り札、ティーケーホンダを投入する。

 

明らかに戦力で劣る日本、このまま1-2で負けてしまうのではないか、誰もがそう思った。

 

しかしコロンビアを撃破し世界を驚かせる奇跡の日本代表。チャンスは不意に訪れた。中央でタメを作ったよんでますよアザ迫さん(id:kanikosen)が左にフワリとしたクロス!

 

岡ちょび慎司(id:chobi_chobi)が囮となりキーパーと交錯、ゴールは無人

 

追いついた左サイド、びあー乾(id:beer_beer)がグラウンダーで中央に折り返す!

 

再び岡ちょび慎司が囮となり潰れボールはどフリーのティーケーホンダへ!!!

 

脱水症状による不調に喘ぐティーケーホンダ。プロフェッショナル、ビッグマウス、彼は時として世間の嘲笑を買っていた。全世界がセネガルの勝利を確信した中、彼だけは日本の勝利を1ミリも疑っていなかった。

 

 

ーーー勝利を、信じろーーー

 

 

海外での経験(ハワイ一回いっただけ)、3回目のW杯(AOMORIマラソン)、断酒(月イチで飲み会アリ)、ヤッソ800(稀に撃沈)、全ての集大成が彼の右足に込められた。

 

 

一閃。

 

 

振り抜いた右脚から放たれたボール。それは一本の矢のようにゴールネットに突き刺さった。

 

 

ゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴルゴォォォォオーーーーーーール!!!

 

名将Mac采配、ズバリ的中ゥー!

 

日本代表&はてブロ東北ランナーズ、決勝T進出への望みを繋いだァァァァーーー!!!

 

おまけに現実のてぃーけーさんもフラフラになりながらAOMORIマラソンゴール!

 

おっと、ゴールラインを超えても走り続けている!? どうした!てぃーけー、なぜ止まらない?止まれないのか、止まることができないのか??? 津軽の暴走列車、てぃーけー!いったい何処へ向かうんだーーー!?

 

 

ズザザザザー! 救護テントへゴール!マダム達からの手厚い看護を受ける!2年連続の救護テント行き!この男、確信犯にも程があるぞーーー!

 

(スタッフの皆様、おかげさまで命拾いしました。本当にありがとうございました。)

 

 

1時間51分52秒! 脱水により満足のいくタイムではなかったが10月のいわて北上マラソンに繋がる走り、諦めない!折れない心!見事なゴールだァァァァー!!!

 

OS-1を頂き回復したティーケーホンダ!ここで岡ちょび慎司と敬礼パフォーマンスだぁッ!!

 

 

ハイタッチすると見せかけてからの〜

 

 

敬礼!

 

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これにはMac監督もニッコリ。

 

 

本田△! おまけにてぃーけー△!ついでにちょび△!

 

 

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後半ペースダウンはしましたが、何とか歩かず走りきりました!😇 連続完走記録は6に伸びたァ〜!

 

あ〜、よかった (花*花)

 

ーーー

 

感動をありがとう、サッカー日本代表!🇯🇵

 

そして妄想上の感動をありがとう、はてブロ東北ランナーズ! てぃーけーJAPAN!

 

 

AOMORIマラソンに敬礼!👮

 

 

次回はアッサリとおまけレポ。救護テント編と打ち上げ編です、お疲れさまでした😇

 

 

はてブロ東北の皆さん、またイジってすみません!いつもありがとうございます!

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