仙台国際ハーフマラソン レポその3 〜定禅寺通りから14km陸上競技場すぎまで〜
お疲れさまです、改めて自分のレポートを読み返してるんですけど、まぁー長くて重いですね!!
普段は淡々とした練習記録なので水を得た魚のように書きまくっています
今日も重油を直飲みするような濃さです、ゴクゴク、まずい!もう一杯!
医療機関の受診をお勧めします!
では仙台レポその3に進んでいきまーす
せめて、ランナーらしく
まさかの転倒ピンチから這い上がった。しかし、その急激な踏ん張り動作は、彼の右膝にそこそこのダメージを与え、彼のメンタルに甚大な影響を及ぼしたのである。
「あたたたた、なんでこんな目に合わなきゃならんのよ〜。もう二度と、コケれないんだよこの膝は!」
説明しよう。4月頭に思いっきり転び、アスファルトに右膝を強打した経緯をもつTK・アスカ・ラングレー
実はその右膝は未だに完治していなかった。打撲の痕はしこりの様に残り、膝を曲げると少しだけ痛む。
あの転倒の恐怖が蘇る、悪夢が、彼の心を蝕んでいく...
心拍数は急上昇、身体と心が乖離していく。シンクロ率低下が止まらない。精神汚染だ...
頭の中が真っ白になる。パターン白、アホです!
(やだもー。あれ、なんでこんな思いして走ってんだっけ... そもそも何しに来たんだっけ... くるしーい、つらーい、かえりたーい)
ここで頭の中に1人の男性の姿が思い浮かんだ...
びあー、襲来。
蘇生。仙台ハーフの主役は俺だかんね
(ここから先は『映画 ピンポン』風の妄想でお送りします。びあーさんはレース中にスライド出来なかったので友情出演です)
彼の言葉を思い出す。終わったら一杯やりましょう🍺
そうだ、何としても走り通すんだ。びあーさんはずっと先にいる、聞こえる。びあーさんの声が...
びあーさんが、呼んでんよ...
「辛いでしょ? 仙台ハーフ」
「正直しんどい。きつーい、死む〜」
「てぃーけーさんなら、楽しめるさ。そういえば脇腹は?」
「あっ、言われてみると脇腹はなんともない。ピンピン動くっ!」
「よかった。じゃあ、先にいくね。屋台の近くで待ってる。」
いける。まだ終わってない、誰よりも楽しむんだ。仙台ハーフの主役は俺だよ、俺だかんね...
そこんとこよろしく!
(イメージ)
まだ走れる、ピンピン動く! 永久記憶、不滅!!! 反応、反射、音速、高速!!!!
もっと、もっと速く!もっともっと速く!!!
この時の脳内BGMはコチラ
ふりーー、よー、そーーーうる♪
10kmすぎでポケットに入れておいた3月で賞味期限切れのマグオンをチャージ!
冷蔵庫に入れてたから大丈夫やろ! ピッ、(袋をチギる音)、チューっ
僕のマグオンは、レモンの味がする...
あまーい、ぬるーい、でもやっぱりマグオンは比較的サラッとしてて飲みやすーい😇
そういえば仙台ハーフってエイドが無いんですねー。元々はガチ大会で、あとあと市民ランナーも参加できるようになった、と聞いてます。
その経緯を考えるとエイド無しも納得です、僕はシンプルで良いと思いますよ。
10秒チャージ! マグオンパワーで駆け抜ける、全速前進!最大火力を叩き込め!!!!
傷付けられたプライドは10倍にして返してやるよ!!!! ズドドドド(どたばた走る音)
走る、走る、獣のようにひた走る!
恵まれた体格から糞のようなストライド!!刻むBPM、ピッチは頑張ってMAX180!! あ、あんまり速くないぞー
ちーん
大げさに表現したけど僕の頑張りなんてこんなもんでーす。キロ5分が限界、持ってるもの以上の力なんて出ませーん😇
飛べねぇ鳥も、いるってこった...
たしかこの辺りでQちゃんとタッチ。『このあと高橋尚子さんがいます!』みたいな予告看板、あれいいですね。記念にタッチしました、サンキューでーす!
怪奇、ありがとうマシーンと化した男。あらゆる生命に感謝
ここから急にエモくなります。
11kmあたりだったかな、もうどこを走ってるか分かんないんですけど、マグオンが効いてきたのかパァーッと気持ちが晴れやかになってきました。
テンション上がりっぱでバンボー状態です。ヤベェ薬をやってるわけではないです😎
景色が開け、一瞬静かになった気が。静寂。聞こえるのは足音と息遣い。世界がスローモーションになりました。
その瞬間、不覚にも『美しい』と思いました。ここにいるのは走るのが好きな物好きと、物好きを応援する物好き。
10000人を超える物好きには一等賞を目指す人、自分のベストを目指す人、とにかく完走を目指す人がそれぞれいて、性別も国籍も趣味嗜好も関係なく、全員が一斉に同じゴールを目指す、純粋な駆けっこ。
こんなに人数いたらそれぞれ事情のある人だっていると思うんです。病気とか家庭とか多種多様。でもそういうのは一回休みで今日だけ童心に帰って走る。
いってみればマラソンって駆けっこの延長ですよね。その単純で純粋なところが、いいなー、素敵だなー、マラソンっていいよなー、と空を見上げながら思いました。
なんだかブワッーーッと込み上げてくるものがあって、普段忙しい中「楽しんでこーい」と送り出してくれた家族、「仙台のハーフ出んの?いいなー」とわちゃわちゃしてくれた同僚、さっき会ったばかりだけど今日のはてブロ集合メンバーや出てる他のランナー、沿道の応援、ボランティアやスタッフ。
巡り巡ってなんだかもう全人類に感謝なんです。そのヤバみ溢れるリスペクトは空とか木とか宇宙レベルにまで発展してきて、とにかく沿道の応援に「ありがとーぅ(倖田來未風)」「サンキューゥ(堀内孝雄風)」で応えてました。
印象的だったのはハイタッチしたいけど、シャイで出来ない子供がいたんで「ほらほらー」と手を出してあげたら、お父さんとその子が喜んでくれた事ですねー。微笑ましかったです。
ひとつ心残りだったのが『投げキッスして!!』という手作り看板の女性?がいて、そういう要求ってアリ!???、とテンパってしまい何も出来なかった点です。
思いきって投げキッスやっちゃえば良かったです、激しく後悔道新幹線です。マラソンって奥が深い😎
そして13kmすぎでしょうか?陸上競技場の手前?左にカーブして斜め前方にSEIYUが見えるあたりの沿道に、スタイリッシュで明らかに只者ではないオーラを放つ男性が。まるで歩くパワースポットです。
あれ?あれー?あれれれれ??
と、4度見くらいしました。
この方はブログ村ランキングでいつも1位にいらっしゃる、ぱっきーさんでした。
当然僕は面識もありませんし、予想外の事だったので、走りながら4度見する不審者に留まりました😎
よーし、こっから先もがんばんべー
動かぬ、身体
陸上競技場を過ぎ、14kmを過ぎた頃、何だかドッと疲れてきました。振り返ると僕のハーフの適正ペースって良くて5:15くらいだと思うんです。キロ5分近くで粘るのは欲張りすぎでした。
1キロあたり5秒とか10秒の違いって気合いでなんとかなると思ってたんですけど、それが甘い考えだと痛感、僕の気持ちはペースダウン。
そして右膝の打撲痕がジンジン痛んできました。ジンジンオブジョイトイです。
はい、M字開脚〜〜
冗談はさておき、膝のお皿の部分にラクダのコブができていて、膝が曲がるたびにコブが引っ張られてイテテなわけです。
耐えられないわけではない痛みでも集中力を削ぐには十分、加えて今日はしっかり完走して、はてブロ打ち上げして、新幹線乗って家に帰らなければなりません。うーん、どうすっべか...
ポクポク、チーン♪ ポク、チーン♪
(シンキングタイム)
さくせん
→いのちだいじに
というわけで、ここからはキロ5:30以内で確実にゴールを目指します。ここからは長いスライド区間、はてブロランナーを探しながら走ります!!
〜明日の更新予定〜
・ちょびの名は。
・徹底リサーチ!三度すれ違った気になる沿道の美女。アナウンサー風のあの子は誰だ?
(結局判明せず)
・決戦、仙台陸上競技場
ゴールできるかできないか分かりませんが明日も更新する予定です!
明日も見てくれよな〜(悟空)